工事現場で働く作業員には特別な資格が必要だと、最初から諦めてしまう方もいるでしょう。
しかし実は、プラント配管工になるために絶対に資格が必要ではありません。
資格を持っていなくても、プラント配管専門業者なら、見習いとして就職し、現場で実践を重ねて、技術と知識を身につけてから資格取得のための試験を受けさせてくれます。
もちろん、将来のキャリアステップを考えるのであれば、プラント配管工に役立つ資格を取得しておくことがいいでしょう。
それでは、プラント配管工になるためや、配管工のキャリアアップに必要になる資格について少しご紹介したいと思います。
プラント配管工の資格の種類
主に、建設業の資格になりますが、最近では土木施工なし、プラント配管専門業者なども増えています。
プラント配管工の場合におすすめとなるのは以下です。
配管技能士
配管技能士は国家資格になります。
しかし、3級に関しては学歴・実務経験不問で誰でも受験でき、試験内容も技能試験だけです。
合格率も比較的高めなので、初めての方でもチャレンジしやすい資格になります。
ちなみに合格率は60%ほどです。
この配管技能士の資格には、建築配管作業(1級〜3級)とプラント配管作業(1級・2級)の2つがあります。
初級となる3級からスタートして、上級の資格を目標にすると意欲を持って取り組めるかと思います。
管工事施工管理技士
施工管理技士は、工事の設計から施工までを管理する国家資格です。
施工管理技士といっても、土木、左官など建設業のさまざまな工事の資格に枝分かれしています。
そのひとつに管工事もあります。
この資格を取得すると専任・主任技術者になれたり、大きな建設工事の管理技術者として活躍ができます。
資格を取得してキャリアアップ
配管技能士をはじめ、プラント配管工に必要になる資格を取ると、収入アップも期待できます。
配管の仕事の中でも、工場の配管に関わるプラント配管については工場の需要が大きいため、専門技術は活かされます。
レベルの高い仕事を目指してキャリアアップすることが可能です。
しかし、キャリアアップを目指すといっても、プラント配管の作業が簡単にできるワケではありません。
先輩たちからのサポートを受けながら仕事をしていくことで、プラント配管という仕事を覚えることができます。
工業にすら触れてこなかった全くの未経験からでも資格を取得していき、少しずつ仕事の幅を広げることは可能です。
会社によっては資格支援も
プラント配管工事一式を手掛けている会社や、機械設備配管工事などを担うような会社を選びましょう。
未経験でも大歓迎だと謳っている会社には福利厚生に資格支援制度が付帯しています。
実務経験を経て、試験を受けることも難しくはありません。
受験のためには、技術の習得が不可欠ですが、そこは経験者がしっかりサポートしてくれます。
また、知識に関しても参考書など、おすすめのものを教えてもらい、アドバイスをしてくれるベテランさんがたくさんいます。
もちろん、気になるのは不合格した場合です。
国家試験でもあるので、難易度が上がると狭き門です。
勤める会社でも不合格だった場合には、その問題点を次に生かして、再チャレンジさせてくれます。
気になる費用についても支援金を出してくれる会社もあります。
そうした支援金により合格実績が増えている会社もあります。
資格のために受験前には有給休暇を取得させてくれることもあるので、着実な合格へと向かうことができます。
まとめ
難しくはない試験であれ、プラント配管のお仕事をしながら取得可能であれば、やりがいやモチベーションにもつながるでしょう。
ぜひ、実務経験を経て資格取得してみてください。